日馬富士 横綱 条件 [スポーツ]
日馬富士 横綱 条件
綱とりをかけて9月場所に臨んだ日馬富士は、見事全勝優勝を果たして横綱昇進の条件をクリアしましたね。
横綱昇進の条件は
「二場所連続優勝、またはそれに準ずる成績を上げた力士」
とされています。
この横綱昇進の条件を見る以上(あと千秋楽の生中継を見る以上)、二場所連続の全勝優勝ですから、日馬富士の横綱昇進は間違いないでしょう。
千秋楽で白鵬との対戦がおこなわれるまでは
「いくらここまで良い内容で場所をすごしてきていても、千秋楽で白鵬に敗れ、優勝決定戦でも敗れてしまえば横綱昇進はわからない」
と言われていただけに、白鵬との1分47秒の大相撲を制して全勝優勝を果たしたことで、一番大きな「二場所連続優勝」と言う条件も、「相撲の内容」についても文句のつけようがありあません。
日馬富士 公平 28歳。
モンゴルから来日して12年。
初土俵から70場所かかっての横綱昇進は昭和以降5番目の遅さ。
外国人力士としては決して大きくなく軽量で、日本人力士にすらその体格は見劣りすることもある。
そんな日馬富士が、ついに大相撲の頂点である横綱の地位に昇りつめることとなる。
【番外編】
春馬富士の前の名前を覚えていますか?
安馬(あま)です。
ちなみに下の名前は公平(日馬富士 公平 ⇒ 安馬 公平)。
さて、日馬富士の前の名前である「安馬」。
あなたはどう思いますか?
辞書で「安馬」を引くと、「安い競走馬のこと」と出てきます。
また、その音の響きから「アマチュア」を連想させ、なんだかあまり良い名前ではないように思いますが、なぜそんな名前が付けられたのでしょう?
理由は日馬富士の所属する「伊勢ヶ浜部屋」に関係します。
日馬富士がまだ安馬だったころ、伊勢ヶ浜部屋は「安治川部屋」という名前でした。
同部屋の兄弟子に安美錦や安壮富士がいるように、四股名に「安」がついています。
そして日馬富士は「モンゴル出身」なので「馬」
そんなわけで「安馬」になりました。
言葉のイメージとは全く考えもせず(たぶん)。
そんな安馬も2008年の11月の九州場所の相撲内容が高く評価され大関に昇進。
「安い馬」のままではいけないと、大関昇進とともに名前を「安馬」から「日馬富士」に変えました。
それと同時に変えたのがトレードマークだった「銀色のまわし」
他の色はつけても銀色のまわしだけはつけていません。
大関昇進以後、負け越しこそないものの二ケタ勝利を上げることも難しく、長く低迷を続けていましたが、ここ二場所は体重も増え、これまで度々見られていた立ち合いの変化や引いてしまって負けるような相撲が無くなりました。
名前を安馬から日馬富士に変えて4年目の2012年。
名前の「富士」にあるようについに名実ともに力士の頂点へと上り詰めることになりました。
~ 日馬富士 横綱 条件 ~
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